10月13日に公開された映画『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』でヒロイン繭子を演じ“第二の壇蜜”と芝居を大絶賛されている女優の杉山未央さん。23歳という若さながら「ラブシーンについて言えば楽しめる自信が少しはあったかもしれない」という大物感に加えて堂々とした脱ぎっぷりは、本作がスクリーンデビューとは思えないほどだ。“金の卵”の底力は映画館で堪能&確認を!
経験豊富だと勘違いしたままの毎熊さんの誤解を解きたい
──杉山さんは東京農大を中退して女優を志しましたが、経緯は。「大学を卒業したらJAに入るか、研究機関で野菜の開発をするつもりだったんです。でも、原宿でスカウトされてレッスン中に『君(の芝居)いいね』と褒められて図に乗りまして(笑)大学を辞めて女優になりたいと母に相談したら、母は昔モデルになりたかったらしく応援してくれたんです。研究や開発は私ではなくても大丈夫だと思い、この道に進みました」
──だからこそ本作でも大胆なヌードシーンにも挑戦を?
「女優として残る作品にしたかったので、撮影中は毎熊(克哉)さんが演じた目黒に本当に抱かれている感覚を忘れないようにしました。私自身がベッドシーンでそれっぽいフリをされると冷めてしまいますし。でも、あそこまでリアリティを出せたのは城定(秀夫)監督のおかげです。監督がお手本として見せてくれた喘ぐ芝居が、とても参考になったのですぐに取り入れることができました。毎熊さんには『経験豊富なんだね…』と言われて勘違いされたままなので、近いうちに誤解を解きたいです」
──そうしてください(笑)一番過酷だと思った撮影シーンはどれですか?
「一番を決めるのが難しいんですが、椅子に座ったままビニールテープで縛られた撮影が大変でした。撮影の合間も縛られたままで、周りでは大勢のスタッフさんが仕事をしていたんです。待っている間、バスローブを掛けてもらったんですけど、4~5回ほどずり落ちてしまって。『私…何をしているんだろう』と素に戻ってしまい、恥ずかしさすらなくなっていました」
目黒と出会い開眼する前と後自己暗示をかけて演じました
──ヌードシーンではウエストのくびれが絶賛されていますね。「中学で吹奏楽部にいた頃から今も、1日100回腹筋している効果かもしれませんね」
──楽器は何を?
「パーカッションです(マネージャーから『“吹く”系の楽器じゃないの』とツッコミが)。打楽器にも筋力は必要ですから!でも、もっと回数を増やせって話ですよね。決めました。今日から1日120回にします」
──書きますから実行してくださいね。ところで本作で繭子を演じてSかMか分かりましたか?
「隷属するのが屈辱的だったので、間違いなくSです。『この人にどんなことをして悦ばせてあげようか』というプランもポンポン浮かびますし。撮影中は繭子として目黒に全幅の信頼を寄せていたから演じきることができたんだと思います。毎熊さん、本当に素晴らしい役者さんなんです。試写会後に演者同士で飲みに行ったんですけど、行平(あい佳)さんと百合沙さんと私の全員が、『目黒は自分に一番優しかった』と断言したんです。ゾッとしました。結局、毎熊さんに『言わせてもらえば一番大切なのは妻(百合沙さん)です』と言われて行平さんと私がショックを受けるという…」
──作品になぞらえた質問で繭子のように“隷属”したいほど夢中なモノは。
「最近知り合った女性の方です。私と同じく巨人戦観戦が趣味で…今、彼女とどうしたら仲良くなれるか真剣に考えている自分がいるんです。私はやっぱりSなんだと、再確認しました」
──なるほど。最後に改めて作品の魅力を教えて下さい。
「行平さんがヒロインを務めた前作はご主人様と奴隷の2人にクローズアップしている一方で、今回は繭子を含め4人の奴隷と1人の女王様という人数の多さが見どころだと思います。しかもすべての主従関係のタイプが違うので楽しく観られますし。繭子は目黒に出会って奴隷として開眼するんですけど、出会う前と後のギャップは、メイクの違いだけではなく自己暗示を掛けながら演じました。出会う前のダサい繭子と殻を突き破った繭子を1日の中で何度も行き来しながら演じたので、注目して頂けるとうれしいです」
INFORMATION
■映画『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』
INFO&STORY
人妻の奴隷調教をその夫から命令されて行った経験のある目黒(毎熊克哉)。今では自分自身が奴隷をコントロールする“ご主人様“となって、何人もの女性を奴隷として飼っていた。そんな中、繭子(杉山未央)という調教願望を刺激する奥手な女性と出会う。目黒による調教を受けるにつれ、“奴隷”繭子は女としての見た目や内面を研ぎ澄ませ、いつしか目黒を凌駕していく…。「私の奴隷になりなさい」シリーズ第3弾。新人の杉山未央が初のヒロイン役でヌードはもちろんラブシーンにも初挑戦している。
CAST&STAFF
出演/毎熊克哉・杉山未央・百合沙・行平あい佳・池田良・石田佳央・原田裕章・川合瑞恵・範田紗々・山根千芽・福山理子・榊英雄
監督/城定秀夫 原作/サタミシュウ「おまえ次第」(角川文庫刊) 脚本/石川均・城定秀夫
製作・配給/KADOKAWA
公式HP
池袋シネマ・ロサほか全国公開中
(C)KADOKAWA2018
PROFILE
杉山未央(すぎやま・みお)
1995年4月1日生まれ 東京都出身
東京農大に入学するも女優を志して中退し、芸能界に飛び込んできた異色の新人。オーディションを経て抜擢されたシンデレラ女優。官能に目覚め、そして華開くヒロイン役に体当たりで挑戦している。デジタル写真集「depend on…」好評発売中。
公式Twitter
公式Instagram
■映画『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』
INFO&STORY
人妻の奴隷調教をその夫から命令されて行った経験のある目黒(毎熊克哉)。今では自分自身が奴隷をコントロールする“ご主人様“となって、何人もの女性を奴隷として飼っていた。そんな中、繭子(杉山未央)という調教願望を刺激する奥手な女性と出会う。目黒による調教を受けるにつれ、“奴隷”繭子は女としての見た目や内面を研ぎ澄ませ、いつしか目黒を凌駕していく…。「私の奴隷になりなさい」シリーズ第3弾。新人の杉山未央が初のヒロイン役でヌードはもちろんラブシーンにも初挑戦している。
CAST&STAFF
出演/毎熊克哉・杉山未央・百合沙・行平あい佳・池田良・石田佳央・原田裕章・川合瑞恵・範田紗々・山根千芽・福山理子・榊英雄
監督/城定秀夫 原作/サタミシュウ「おまえ次第」(角川文庫刊) 脚本/石川均・城定秀夫
製作・配給/KADOKAWA
公式HP
池袋シネマ・ロサほか全国公開中
(C)KADOKAWA2018
PROFILE
杉山未央(すぎやま・みお)
1995年4月1日生まれ 東京都出身
東京農大に入学するも女優を志して中退し、芸能界に飛び込んできた異色の新人。オーディションを経て抜擢されたシンデレラ女優。官能に目覚め、そして華開くヒロイン役に体当たりで挑戦している。デジタル写真集「depend on…」好評発売中。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら