【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか?」に、みやすのんきさん
◆昔から運動は苦手で不摂生もたたって「昔の免許証の写真を見るとトドみたい(笑)」というほど一時期は太っていたみやすのんきさん。そこからマラソンにハマり、サブスリー(フルマラソンの3時間以内の完走)を達成できた理由は何なのか。「SNSで知り合いになったランニングの仲間の存在が大きかったですね。ガチランナーのみなさんは名刺代わりに『月にどのくらい走るの?』『フルマラソンの記録どのくらい?』という質問をよくするんですが、僕も最初は『大会は出てないんです』『ほとんど走ってなくて……』みたいな返答しかできなくて。『まあ、その(太った)カラダじゃね……』みたいな空気も感じるんですよ(笑)それから真面目に練習をして、大会に出ようと思うようになりました」
◆最新刊『サブスリー漫画家 激走 山へ!』(実業之日本社)では、富士山の麓から頂上まで駆け上がる「富士登山競走」や、日本のトレランの最高峰「日本山岳耐久レース、通称ハセツネCUP」にも挑戦しているみやすのんきさん。ハセツネでは12時間以上にわたって真夜中も山中を走ったが、やはりマラソンとは違う辛さがあったのだろうか。
「山の中のレースは滑落や道迷いの危険がありますからね。市街地のマラソンの場合は、走れなくなったら最悪タクシーで帰れますが、山のレースではエイドステーションまで辿り着かないと人もいない。いろいろなリスクに対して自己責任の部分が多くなるんです。だからこそ走っている時は生きている実感がありましたし、非日常の世界を感じられました。そこが魅力です」
いま読むと「こんなエロいマンガが1980年代の『月刊少年ジャンプ』で連載されてたの……!?」と驚いてしまう『やるっきゃ騎士』。同作の作者でマンガ家のみやすのんき氏は、最近はランニングに関する実用書を次々と発表。しかも内容はマンガではなく文章が主体で、フォームについて専門的な見地からの分析まであって驚いてしまう。異能のマンガ家がマラソンにハマった経緯と、その転身のワケを聞いた!
PROFILE
みやすのんき
1962年、東京都生まれ。『やるっきゃ騎士』(集英社月刊少年ジャンプ)にてデビューし、『冒険してもいい頃』『桃香クリニックへようこそ』『厄災仔寵』など実写化、アニメ化作品は多数。『やるっきゃ騎士』は15年に実写映画化し、同作含む過去作品は電子書籍でも発売中。15年に実用書『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー』を発表以降、マラソン、ランニングの著書を多く手掛けている。
公式HP
公式Twitter
みやすのんき
1962年、東京都生まれ。『やるっきゃ騎士』(集英社月刊少年ジャンプ)にてデビューし、『冒険してもいい頃』『桃香クリニックへようこそ』『厄災仔寵』など実写化、アニメ化作品は多数。『やるっきゃ騎士』は15年に実写映画化し、同作含む過去作品は電子書籍でも発売中。15年に実用書『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー』を発表以降、マラソン、ランニングの著書を多く手掛けている。
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