【取材こぼれ話】「LADY’S SEAT INTERVIEW act.302」は足立梨花さん
◆オファーが来た時の感想は?「地方創生ムービーで、場所が宇都宮だから餃子が関わっているということ。そしてシングルマザーで…と聞いた時、『なぜ宇都宮出身ではない私にオファーが?』と驚きました。地方作品はその土地に関わっているか出身者が出演するイメージがあったんです。でもお話を聞くと、地元がイヤで東京へ出てきたのに結婚に失敗して実家に戻ったら父が家業の餃子屋を腰を痛めて営業できなくなっていた。だから陽子はお店を継ぐために奮闘しますが、一度東京へ出たけれど地元で頑張ると聞いて、なるほどなと思いました。その土地で暮らし続けたわけではない人が、いろんな経験をして戻った時に何をするかが肝だと感じたんです。私の場合は実家が家業をしているわけではありませんが、地元に恩返しができるなら何かしたいなと思いながら演じました」
◆印象に残っている撮影は。
「餃子を焼くシーンです。いろんな角度から撮るので何度も焼くんです。しかも撮影のためにお店を閉め切っていたので、お湯を入れた時の湯気がすべて自分にかかるんです。髪の毛まで餃子の匂いが付いて、『餃子屋さんは大変だな』と体感しました。餃子1皿ってお安いのに毎回、お店オリジナルを作るためにあそこまで手間を掛けてくれている。もっと感謝しながら食べないといけないな、とも実感しました」
◆「面白いなと思ったのは、初めて亮と出会った時の陽子の心の声。陽子にとってものすごくタイプの男性が現れたシーンだったので、振り切って演じさせて頂きました」
栃木県宇都宮市発の餃子×LOVEエンターテイメント映画『キスできる餃子』が6月22日より全国公開!イケメン好きなシングルマザー藤田陽子役を演じた女優・足立梨花さんに作品の魅力をインタビュー。現地でレクチャーを受けたプロ直伝の餃子レシピやご自身の恋愛観にもスポットを当てると…!?