【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか?」は姫乃たまさん
◆アイドルとしてライブを行うほか、ライターや司会業などの仕事も行う姫乃さん。ライターデビューした雑誌は『Chuッ SPECIAL』。いわゆる“エロ本”だった。
「編集部の人から『地下アイドルとヤれるのか?』みたいな企画でインタビューを受けたのがきっかけなんです。私は面白がって話をしたんですが、当時まだ16歳だったので、掲載前にどこかからNGが出て、記事がボツになっちゃって。それを編集さんが気にしてくれて、文章の仕事を振ってくれるようになりました。AVの現場にも取材に行きましたし、ロフトプラスワンで開催される『くすぐリングス』というくすぐりあって対戦するキャットファイトの取材に派遣されて、編集さんに置いて帰られたりしました(笑)」
◆最新の著書『職業としての地下アイドル』では、アイドルが「いじめられた経験が普通より多い」「でも親に愛されて育った人が多い」ということを統計的調査で明らかにした姫乃さん。
「その部分は最も反響がありました。地下アイドルになる人は、いじめられた経験がありつつも、元々は親からの愛を受けて「自分は愛される人間だ」というアイデンティを持っている。だからこそファンの人と交流する仕事に進む……というのは、理屈として『確かにそうかも』と自分でも感じました。あと地下アイドルの世界には、やっぱり地下の世界でしか生きられない女の子もいる。そういう子たちにとってシェルターの役割を果たしているのも、地下アイドルの世界のいいところだと思います」
◆書籍デビューとなった『潜行』(サイゾー)では、地下アイドルの世界に枕営業のような実態があることも赤裸々に描いた。
「枕営業っていうほどの話ではないのですが……その部分が強調されて紹介されることが多かったので、新書はその反省を生かして書きました。地下アイドルの世界は、ほかの芸能の世界と違って権力のある大人があまりいないので世間がイメージする枕営業とは実態が違うと思います。例えばライブハウスのスタッフさんや、作曲家さんとか、権力よりも技術のある関係者と単に恋愛しててもつれたみたいな話のほうが多いですね」
自ら「地下アイドル」という肩書きを積極的に名乗り、ソロでも「僕とジョルジュ」というユニットでもCDを発表。一方でライターとしての活動も行い、今年は朝日新聞出版から『職業としての地下アイドル』という新書も発表。24歳にしてそれだけ多彩な活動を行いながら、なりたいものも、やりたいことも今だ分からない……。そんな地下アイドル姫乃たまさんにインタビューを敢行!
◆アイドルとしてライブを行うほか、ライターや司会業などの仕事も行う姫乃さん。ライターデビューした雑誌は『Chuッ SPECIAL』。いわゆる“エロ本”だった。
「編集部の人から『地下アイドルとヤれるのか?』みたいな企画でインタビューを受けたのがきっかけなんです。私は面白がって話をしたんですが、当時まだ16歳だったので、掲載前にどこかからNGが出て、記事がボツになっちゃって。それを編集さんが気にしてくれて、文章の仕事を振ってくれるようになりました。AVの現場にも取材に行きましたし、ロフトプラスワンで開催される『くすぐリングス』というくすぐりあって対戦するキャットファイトの取材に派遣されて、編集さんに置いて帰られたりしました(笑)」
◆最新の著書『職業としての地下アイドル』では、アイドルが「いじめられた経験が普通より多い」「でも親に愛されて育った人が多い」ということを統計的調査で明らかにした姫乃さん。
「その部分は最も反響がありました。地下アイドルになる人は、いじめられた経験がありつつも、元々は親からの愛を受けて「自分は愛される人間だ」というアイデンティを持っている。だからこそファンの人と交流する仕事に進む……というのは、理屈として『確かにそうかも』と自分でも感じました。あと地下アイドルの世界には、やっぱり地下の世界でしか生きられない女の子もいる。そういう子たちにとってシェルターの役割を果たしているのも、地下アイドルの世界のいいところだと思います」
◆書籍デビューとなった『潜行』(サイゾー)では、地下アイドルの世界に枕営業のような実態があることも赤裸々に描いた。
「枕営業っていうほどの話ではないのですが……その部分が強調されて紹介されることが多かったので、新書はその反省を生かして書きました。地下アイドルの世界は、ほかの芸能の世界と違って権力のある大人があまりいないので世間がイメージする枕営業とは実態が違うと思います。例えばライブハウスのスタッフさんや、作曲家さんとか、権力よりも技術のある関係者と単に恋愛しててもつれたみたいな話のほうが多いですね」
自ら「地下アイドル」という肩書きを積極的に名乗り、ソロでも「僕とジョルジュ」というユニットでもCDを発表。一方でライターとしての活動も行い、今年は朝日新聞出版から『職業としての地下アイドル』という新書も発表。24歳にしてそれだけ多彩な活動を行いながら、なりたいものも、やりたいことも今だ分からない……。そんな地下アイドル姫乃たまさんにインタビューを敢行!
PROFILE
姫乃たま(ひめの・たま)
1993年2月12日、東京・下北沢生まれ。
地下アイドル/ライター。高校在学中の16歳よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。ライターとしては、本人名義での連載が現在月に11本。他にモデル、DJ、司会としても活動する。最新ソロアルバム『もしもし、今日はどうだった』、著書『職業としての地下アイドル 』 好評発売中。
公式HP
公式Twitter
姫乃たま(ひめの・たま)
1993年2月12日、東京・下北沢生まれ。
地下アイドル/ライター。高校在学中の16歳よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。ライターとしては、本人名義での連載が現在月に11本。他にモデル、DJ、司会としても活動する。最新ソロアルバム『もしもし、今日はどうだった』、著書『職業としての地下アイドル 』 好評発売中。
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