【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか?」はDOMI(MEGASTOPPER)さん
◆今回のインタビューを受けるに際しドカントを猛読したそうで、「時間と能力とエネルギーを切り売りして、自分を高く売るというのはプロとして当たり前の姿なんですけど、そこに夢がないとやるだけ無駄だと思うんですよ。時給1000円を目指そうと1万円を目指そうとそれはいいんですが、そのお金をどうしたいのか?何に使うのか?というのがないと、結局自分を(職場に)提供しているだけになってしまう。ドカント読者に思って欲しいのは、その先に夢があるのかどうか?夢がないことを俺は正直やらない方がいいと思います。これはプロ野球も同じで、優勝する夢がない選手が年俸が1億、2億と言っても、それはあまり意味があることじゃなくて、『優勝するために俺に3億くれ』って言ってくれた方がカッコいい。安月給じゃなくて高い給料で働くということは、アドバンテージとして有利になるわけなんで、その有利になったものを自分の夢のために使ってもらいたいなと皆さんに言いたいですね」と読者への熱い思いから話し始めてくれた。本文では知られざるDOMIさんの“ドカント”時代が語られている。◆オリックス・バファローズの球団歌『SKY』のコンペの話が来た時、当時他球団のファンだったDOMIさんは「ブルーウェーブやバファローズの曲は書けない」とMEGASTOPPERのメンバーと意見が対立。しかし最後はメンバーの熱意に押される形で制作を決断している。当時のことをDOMIさんは「とはいえ俺が圧倒的にパ・リーグが好きだったからスラスラ出て来るんですよね(笑)あと確信があったのは、コンペに出した他の人たちはほとんどが(近鉄)バファローズ色を出すんだろうなと。でも球団としては(オリックス)ブルーウェーブがバファローズを統合した形になっているので、ブルーウェーブの闘い方とか、試合運びとか志というのをバファローズという言葉に乗せてあげなきゃいけないと思いました。ブルーウェーブの曲をワードだけバファローズに変えられる曲が出来た瞬間、俺の中では『この曲以外ないやろな』という確信に変わったんです」と振り返ってくれた。「メンバー全員、野球が好きなんで12球団全ての球団歌を演奏出来るんです。その中で一番上手い『SKY』がリアルにライブで聴いてもらえる優越感をファンの皆さんには味わってもらいたいですね」これぞ名曲誕生秘話。
◆今回、取材で伺ったのはDOMIさんの“愛弟子”斎藤裕哉さんが店長を務める『CH@NT』。オリックスファンを中心によって集められたクラウドファンディングが成功して、今年の春にオープンしたスポーツバーだ。京セラドームからも徒歩5分圏内と近く、京セラやほっと神戸で試合がある日には試合後に、ビジターゲームの日は大型モニターで観戦しながら飲食が出来るとあって、ファンにも評判だ。音楽ライブも可能でDOMIさんが歌ってくれることもある。こだわりの料理も美味しく、肉フェスなどイベントも盛りだくさんだ。他球団のファンが訪れても厚いおもてなしをしてくれるので、京セラドーム遠征の際には足を運んでみてはいかがだろうか。
公式HP
プロ野球ファンであれば一度はオリックス・バファローズの球団歌『SKY』を耳にしたことがあるだろう。大阪を拠点に活動するバンドMEGASTOPPERのメンバーとして『SKY』の制作を手掛け、今でも歌い続けているのがヴォーカル&ベーシストのDOMIさんだ。「ドカント読者に言いたい」というDOMIさんが『SKY』前後に起きた自身の経験と今後のプランについて熱く語ってくれた。
PROFILE
DOMI(MEGASTOPPER)
ヴォーカリスト、ベーシスト、ソングライター。99年にMEGASTOPPERを結成。以降、関西を中心に音楽活動を続ける傍ら、イベントMCやディレクターなど活動の場を音楽以外にも拡大。今年の3月から『文春野球ペナントレース』のオリックス担当としてライターデビュー。独特な観点の記事が注目を集めている。
公式Twitter
DOMI(MEGASTOPPER)
ヴォーカリスト、ベーシスト、ソングライター。99年にMEGASTOPPERを結成。以降、関西を中心に音楽活動を続ける傍ら、イベントMCやディレクターなど活動の場を音楽以外にも拡大。今年の3月から『文春野球ペナントレース』のオリックス担当としてライターデビュー。独特な観点の記事が注目を集めている。
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