「ファンの期待に添うよう世界観を崩さず頑張ります。原作を知らない人が 観ても美しいと感じますしバトル漫画好きな僕もオススメできます!!」

コミック発行部数100万部を突破する、小田切ほたる氏の人気漫画「裏切りは僕の名前を知っている」（通称『裏僕』）が12月21日から25日まで銀座の博品館劇場で舞台化される。作品の鍵を握る、桜井（祇王）夕月を演じる俳優の大河元気さんに、見どころを聞きました。男気あふれるイケメンのプライベートにも迫ります！
　12月下旬に東京・銀座の博品 館劇場で舞台化される「裏切り は僕の名前を知っている」。お 人好しで天然気味な性格だが、 意思が強く仲間想いの主人公・ 桜井（祇王）夕月を演じる大河 元気さんにインタビュー。

──主演舞台が12月21日から上演されますね。原作コミックは読みましたか？
「もちろんです。専門用語が多 いから最初は理解できませんで したが、４〜５回読んだら意味 が分かって、楽しく読めました。 原作ありきの作品は、原作を好 きになるまで読み込むようにし ているので、今はすごくこの作 品を愛しています。けど、それ でも原作ファンの方々には勝て ないと思いますが…」

──原作を好きになるまで読み込 むとは、さすがですね。
「演じる側の人間が『好きです ！』と胸を張って言えないと、 作品の良さも伝えられないし、 認めてもらえないと思うんです よね。それに、そこまで作品を 読まないのも原作ファンのみな さんにも失礼。累計100万部を超えているという人気作ですからそんなに多くの方々を敵に回すわけにはいきませんよ(笑)」

──役作りはどのように。
「実在する人物ではないので、 原作を読んで想像するしか手が ないんです。僕が演じる祇王夕 月は16歳ですが、僕がバカばか りやってた16歳の頃とは比べら れないし。自分の思う夕月を演 出家の先生にぶつけて、どう反 応してもらえるか。その擦り合 わせで、本番までに役を作り上 げていく予定です」

──舞台に立つ前、“験担ぎ”をし ますか？
「舞台に立つ前、“験担ぎ”をし ますか？ 「最低でも舞台に出る５分前ま でにはすべてを終わらせて舞台 袖に立つようにしています。舞 台に出た直後の30分が、僕にと っては一番長く感じるので、そ の準備です」

──見どころを教えて下さい！
「絵、空気感、キャラ同士の関 係性、どれをとってもキレイな 作品なので、世界観を崩さない よう頑張ります。原作を知らな い人が観ても美しいと感じます し、バトル漫画好きな僕もオス スメできる作品の舞台化なので、 楽しみに待っていて下さい」

──大河さんが演技力向上のためにしていることはありますか。
「作品がDVD化されたら、観て反省しています。観たくないけど観る。そして、あまりの下手さ加減にへこんで現実逃避をしたくなって、プラモデルをしに出かけるという繰り返しです。先日は気づいたら８時間も経っていて、驚きました」

──ファンの女性に気づかれませんか？
「この前、１人の女性に気づかれて、その女性が友だちを連れて来て遠くから僕を眺めていたんです。でも、後から来た女性が、『あんな人は大河元気じゃない！』と言って去っていきました（笑）。気づかれないみたいですね」 ──女性ファンも多いと思いますが、好みの女性のタイプは。
「僕、エロい女の子が好きです。と言うと変な人のように思われますが、24歳男子ですから、正常な意見ですよ！　エロくて女を頑張っている女性が好きです。メイクをしっかりして、女性らしい服装をしている人に惹かれます」

──では、最後に役者としての今後の抱負を。
「ありがたいことに、同業者の方々から力があるといううれしい噂を最近、頂くようになったので、その期待以上の実力を発揮できる役者になりたいです。今後も成長するためにDVDを見続けるから、プラモデルもはかどることでしょう（笑）」