スーパー戦隊ヒーローシリーズの43作目となる「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の劇場版『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』が7月26日から公開。主人公のコウ/リュウソウレッド役で俳優デビューした一ノ瀬颯さんは、実は幼い頃は〝恐竜マニア〞だったとのこと。劇場版の魅力とともに恐竜の知識やプライベートな話まで広く語って頂きました。
「テレビとはスケールの大きさが全く違い、戦闘シーンも迫力満点です。追い込まれたことで僕らの芝居も熱くなっているので、注目して頂けたら」
だんだん性格がコウに似てポジティブになった気が…
──ドラマに続き劇場版でも主人公のリュウソウレッド/コウ役を演じていますが、スーパー戦隊シリーズ作品にはどんな思い出がありますか。「最初に観た金子昇さん主演の『百獣戦隊ガオレンジャー』にどハマりして友達とよく〝ごっこ遊び〞をして遊んでいました。僕も含めみんなの中ではレッドが一番人気で、最後はレッドだらけになることもしょっちゅうでしたが(笑)『爆竜戦隊アバレンジャー』や、他のスーパー戦隊シリーズはクールでカッコイイ、ブルーが好きだったんですけどね。ガオレンジャーごっこは、買ってもらったおもちゃで1人でもしていました。みんなが休みの土日は、習いごとをしていて、友達と一緒に遊べないこともあったので」
──どんな習いごとを?
「幼稚園の時は水泳、小学校6年間はサッカー、小学校3年生から2年間は剣道を習っていました。習いごととは別にボーイスカウトにも参加していたので、結構忙しい子どもだったと思います(笑)」
──確かに。では、コウたちが変身する恐竜に興味を持つことは。
「小さい頃、恐竜が好きで分厚い図鑑をよく眺めていたので、演じているといまだに子どもの頃のようなワクワクした気持ちに戻れるんです。この作品に出てくる恐竜の名前も全部、分かりましたし。『ティラノサウルスとトリケラトプスは王道だけど、アンキロサウルスは〝外してきた〞という感じ。珍しくステゴサウルスがいなくて、プテラノドンもとプテロサウルスもいない。存在しない恐竜も多いな』と思いました」
──詳しい! ですが最初はコウ役を演じることに難しさを感じたとか。
「最初は自分との違いに苦しんでいたんです。コウはすぐ行動に移す大胆な性格ですけど、僕は考え込んでしまうタイプなので。劇場版の撮影でも、自分が持っていったプランと上堀内佳寿也監督のプランに違いがあって何度も撮り直したシーンがあったんですけど、やっぱり考え込んでしまいました。でも、毎日撮影していくうちに、だんだん自分の性格がコウ寄りになってきて、気づけばポジティブな性格になってきた気がします」
限界と決めつけず頑張ると報われる事もあるのかなって
──共演者のみなさんとは、あだ名で呼び合うほど仲がいいですよね。「みんなノリがいいんですよ。ブルーの綱(啓永)くんとワイワイ騒いでいるとたまにうるさいと言われますが、メゲずに頑張っていきます(笑)途中から参加したゴールドの(兵藤)功海くんは、僕と性格が似ているかもしれません。僕が周りからスルーされる話にも普通に返してくれて。彼は仕事への意識が高いので、一緒に高め合える仲間がまた1人増えてうれしいです」
──6人のヒーローが戦う本作の舞台は規模が大きいですよね。
「6500万年前と現在を行き来するという壮大なストーリーですからね。人類もいない時代に関しては、歴史の授業で習ったことを思い起こして総動員しました。恐竜図鑑の内容もいまだに覚えていたので役立ったんです」
──作品にちなんだ質問も。ピンクのアスナが『限界は超えるためにある』と言うシーンがあります。一ノ瀬さんがこの言葉に思うことは。
「コウを演じていると『諦めなければ何とかなる』と感じる場面も多々、経験させてもらっているので、限界だと決めつけずに頑張ると絶対に得るものはあるし、報われることもあるのかな、とは思いますね。あとは、『世の中は何が起きるか分からない』とも。大学の入学式に遅れそうになっていなければ、今の事務所の方から声を掛けられることもなかったわけですし。しかも昔、憧れていたレッドを演じさせて頂ける。すごく光栄ですし、僕にとってはとても大切な作品なんです」
──ファンのためにプライベートも教えて下さい。最近ハマっていることは。
「部屋のアレンジです。最近は〝インスタ映え〞じゃないですけどオシャレでカジュアルなカフェ風にしたいと思って、部屋をキレイにしてから壁に木材の棚を取りつけました」
──有難うございます。最後に劇場版の魅力と、公開を楽しみにしているちびっ子へメッセージを。
「テレビとはスケールの大きさが全く違い、戦闘シーンも迫力満点です。キャラクターが窮地に追い込まれたことで新たな一面を見せるところも見どころですし、追い込まれたことで僕らの芝居も熱くなっているので、注目して頂けたらと思います。僕らは子どもたちの道徳的存在でもあり続けたいので『宿題をちゃんとやってから映画を観ると、僕らのように強くなれるよ!』と言えば宿題を、してもらえるでしょうか?(笑)お子さんに限らず、小さい頃のワクワクした気持ちを取り戻してみたい方もぜひ、劇場へ遊びに来て下さい」
INFORMATION
■映画『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』
【INFO&STORY】
スーパー戦隊シリーズ第43作として登場した「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の夏の劇場版は、地球に巨大隕石が衝突した6500万年前へ、リュウソウジャーがタイムスリップ。本作の「エピソード0」というべき壮大なストーリーが語られる。6500万年前、リュウソウ族と騎士竜たちに何があったのか? 巨大ロボが活躍する特撮シーンも、劇場版に相応しくスケールアップ。驚きと感動の詰まった一大巨編がココに誕生!!『劇場版 仮面ライダージオウ OverQuartzer』と2本立て上映。
【CAST&STAFF】
出演/一ノ瀬颯・綱啓永・尾碕真花・小原唯和・岸田タツヤ・兵頭功海・金城茉奈・森田涼 花・中田譲治・稲田徹・北原里英・佐野史郎/吹越満
原作/八手三郎
脚本/山岡潤平
監督/上堀内佳寿也
配給/東映
公式HP
7月26日(金)ロードショー
劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会
(C)2019 テレビ朝日・東映AG・東映
PROFILE
一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)
1997年4月8日生まれ 東京都出身
18年4月、大学の入学式に出席していた際にスカウトされ、同年12月に芸能界入り。19年3月に放送開始のテレビ朝日系「騎士竜戦隊リュウソウジャー」にて、主役のコウ/リュウソウレッド役でデビュー。異例の速さで初主演を飾った注目株だ。
公式Twitter
■映画『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』
【INFO&STORY】
スーパー戦隊シリーズ第43作として登場した「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の夏の劇場版は、地球に巨大隕石が衝突した6500万年前へ、リュウソウジャーがタイムスリップ。本作の「エピソード0」というべき壮大なストーリーが語られる。6500万年前、リュウソウ族と騎士竜たちに何があったのか? 巨大ロボが活躍する特撮シーンも、劇場版に相応しくスケールアップ。驚きと感動の詰まった一大巨編がココに誕生!!『劇場版 仮面ライダージオウ OverQuartzer』と2本立て上映。
【CAST&STAFF】
出演/一ノ瀬颯・綱啓永・尾碕真花・小原唯和・岸田タツヤ・兵頭功海・金城茉奈・森田涼 花・中田譲治・稲田徹・北原里英・佐野史郎/吹越満
原作/八手三郎
脚本/山岡潤平
監督/上堀内佳寿也
配給/東映
公式HP
7月26日(金)ロードショー
劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会
(C)2019 テレビ朝日・東映AG・東映
PROFILE
一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)
1997年4月8日生まれ 東京都出身
18年4月、大学の入学式に出席していた際にスカウトされ、同年12月に芸能界入り。19年3月に放送開始のテレビ朝日系「騎士竜戦隊リュウソウジャー」にて、主役のコウ/リュウソウレッド役でデビュー。異例の速さで初主演を飾った注目株だ。
公式Twitter
取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一