タレントの新藤まなみさんと宮城智夏さんが出演する舞台『あわしまからの手紙』が12月21日と22日に公演。本作は①新潟県にある離島・粟島でのドキュメンタリー映像、②粟島で撮影した短編映画の上映、③舞台、④アフタートークの4本柱です。宮城さんが現地で綴っていた写真つき日記を見ながら実際に10日間、島で暮らしたお二人が島での経験や魅力について語り合います!!
朗読劇『TEGAMI』をアレンジ
した舞台は感動&切ない物語
──舞台前に上映されるドキュメンタリー映像は、新潟県にある離島・粟島ですごした10日間の暮らしが観られるとか。具体的にどんな生活を?宮城「住み込みでアルバイトをさせて頂きながら、現地で披露する朗読劇の稽古をしました。通年民宿 後藤で働いたんですけど、一番苦労したのはスケジュール調整。朝5時に起きて6時から10時ぐらいまでは、食事の準備と片づけとお部屋の掃除。お昼は稽古に行って、戻ったら夕食の準備と片づけをしていました。宿泊しているお客様が入浴を終えないと私たちは入れないので、寝るのは深夜2時ぐらいだったんです。体力的に辛くて毎日、気絶するように寝ていました」
新藤「私は『かもめ食堂』という、75歳のおばあちゃんが1人で経営しているお食事処に泊めて頂きました。粟島育ちのおばあちゃんは訛りが激しくて、初対面では何を言っているのか分かりませんでした(笑)でも、スタッフさんが撮影に来た後半には私だけが分かるようになって、通訳みたいな役割を担わせて頂いたんです。おばあちゃんからは今でも電話がかかってきます」
宮城「まなみさんの稽古が押して、最終のバスに乗れない日があったんです。そうしたらおばあちゃんが、私が泊まっていた民宿に電話をかけてきたそうです。『ウチの子が帰って来ない。どこに行ったか知っているか』って」新藤「本当の孫みたいに可愛がってくれてうれしいです。私、出身が種子島なんですけど、やっぱり島の人たちは心が温かいなと実感しました」
宮城「あの島には悪い人がいないと思います。皆さん普通に、他人のお家に気軽に出入りしていましたから。隣の民宿の人と食材を無料で『これ、あげるよ』『魚、足りないからちょうだい』とやり取りしている姿を最初に見た時はすごくビックリしましたけど、今の東京では見られない文化。沖縄で島育ちの私ですら心が和みました」
──ドキュメンタリーと舞台には、どんな繋がりがあるのでしょうか。
新藤「舞台は粟島で披露した朗読劇、『TEGAMI』のアレンジバージョンなんです。ラジオのディスクジョッキーをしている主人公の女性のラジオ番組に、手紙が届きます」
宮城「その主人公の元に届いた手紙を送った本人が演じます。そしてまた場面がラジオ番組に戻ります。感動する話あり、切ない話ありの物語です」
肌で感じた粟島の良さを伝え
行きたいと思ってもらえたら
──作品にちなんだ質問も。お2人は手紙に馴染みはありますか?宮城「中学生の時に好きだった男の子がケータイを持っていなかったので、文通をしていました。今ではあまり手紙をもらわなくなったので、いい思い出になっています」
新藤「手紙は書くのも、もらうのも好きで、結構頻繁に書きます。ファンレターへのお返事や、友だちと旅行に行った最終日にも渡します。現地で買ったカードに『一緒にいてくれてありがとう』と、短いメッセージを添えるのがマイブームです」
──プライベートなお話も。新藤さんは美容系インスタグラマーとしてエステでの写真をアップしていますよね。
新藤「美容マニアでエステには毎日行っているので、朝イチエステから1日が始まります。粟島での撮影中もサロンの人から『しばらくいらっしゃっていませんが…』と電話が来ました。小さい頃から美容に関することが大好きで、幼稚園ぐらいの時に、ママのメイク道具で自分の顔をメチャクチャに塗って怒られたことがあります…」
──宮城さんには別のすごい特技が。小学生時代に珠算五段と暗算八段を取得しているではないですか!
宮城「計算しながらお買い物ができるので、今でも役立っています。台湾へ行った時も、すぐ台湾ドルを日本円に換算できました。数字を見ると勝手に計算して脳トレしているので、計算オタクなんでしょうね」
──最後に舞台の魅力も。
宮城「粟島の良さを伝えられる舞台にしたいと思っています。自分たちが実際に行って、肌で感じた魅力をファンの人たちにも伝えたいです」
新藤「本当に素敵な島だったので、これをきっかけに『行ってみたいな』と思う人が増えてほしいです。行ったらぜひ『かもめ食堂』に足を運んで下さい。オススメは粟島ラーメン。東京では食べられないような、日替わりの豪華な海鮮がのっています」
宮城「働くのは激務でしたが(笑)宿泊は私が住み込みさせて頂いた民宿がオススメです。毎食12品目ぐらい食卓に並びます。郷土料理のわっぱ煮も美味しいのでぜひ!」
■舞台『あわしまからの手紙』
INFO&STORY
主な産業は漁業と夏場の観光の人口300人の小さな島、新潟県村上市粟島(あわしま)。島の見どころと物語を融合させ、この島で撮影した短編映画と、東京での暮らしに慣れた8人のタレントが体験した10日間の島での暮らしをカメラに収めたドキュメンタリーの上映、そして19年7月に行った舞台の再演。粟島では朗読劇だったが、東京では舞台作品となる。
CAST&STAFF
出演/新藤まなみ・琴海りお・紗也歌・宮城智夏・桐生桜来・仙波以都・江田來花・木戸楓 演出/諸江亮 東京公演は12月21日(土)から渋谷の光塾にて上演
公式Twitter
主な産業は漁業と夏場の観光の人口300人の小さな島、新潟県村上市粟島(あわしま)。島の見どころと物語を融合させ、この島で撮影した短編映画と、東京での暮らしに慣れた8人のタレントが体験した10日間の島での暮らしをカメラに収めたドキュメンタリーの上映、そして19年7月に行った舞台の再演。粟島では朗読劇だったが、東京では舞台作品となる。
CAST&STAFF
出演/新藤まなみ・琴海りお・紗也歌・宮城智夏・桐生桜来・仙波以都・江田來花・木戸楓 演出/諸江亮 東京公演は12月21日(土)から渋谷の光塾にて上演
公式Twitter
PROFILE
新藤まなみ(しんどう・まなみ)
1992年7月25日生まれ 東京都出身
TBS「王様のブランチ」の元ブランチリポーターで、モデル・舞台などマルチに活動。近年の出演作に舞台「白と黒の同窓会~まさかのダブルブッキング篇」、映画『白と黒の同窓会』などがある。
公式Twitter
新藤まなみ(しんどう・まなみ)
1992年7月25日生まれ 東京都出身
TBS「王様のブランチ」の元ブランチリポーターで、モデル・舞台などマルチに活動。近年の出演作に舞台「白と黒の同窓会~まさかのダブルブッキング篇」、映画『白と黒の同窓会』などがある。
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PROFILE
宮城智夏(みやぎ・ちなつ)
1995年7月11日生まれ 沖縄県出身
女優として19年3月に上演の舞台「カーテンコール」などに出演。Amazonプライム・ビデオで配信の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン1出演で話題を集めた。
公式Twitter
宮城智夏(みやぎ・ちなつ)
1995年7月11日生まれ 沖縄県出身
女優として19年3月に上演の舞台「カーテンコール」などに出演。Amazonプライム・ビデオで配信の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン1出演で話題を集めた。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら