ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
レオナルド・ディカプリオ×ブラッド・ピット タランティーノが送る豪華共演の最新作
約4年ぶりとなるクエンティン・タランティーノの最新作は、ハリウッドで起きた女優の殺人事件が題材だ。1969年、ロサンゼルス。時代の寵児であったロマン・ポランスキー監督と、その妻であるシャロン・テートが引っ越してくる。その隣人のリック・ダルトンは、テレビドラマに出演して人気を得たが、映画へ転身に失敗し、落ち目になった俳優だ。彼の付き人でスタントマンのクリス・ブーフは、リックを常に支え、2人はビジネスを超えた友情で結ばれていた。
光輝く隣人を目の当たりにしたリックは、再びスポットライトを浴びるために、ある挑戦をすることになる。未来を掴もうとしたその矢先、思いもよらない不幸な事件が起きてしまうのだった。
主人公のリックを演じるのは、『ジャンゴ 繋がれざる者』で監督作初出演となった、レオナルド・ディカプリオだ。彼いわく、「リックは50年代の副産物。オールバックのヒーローさ。新しい時代がやってきて、乗り遅れてしまった」。悲しき主人公を、時に愛らしく、時に野生的に演じる。
そしてリックの相棒クリフは、『イングロリアス・バスターズ』で同監督作初主演を果たしたブラッド・ピット。家族も超えた忠誠心と愛情でリックを支え続けていく。彼らを取り巻くのはマーゴット・ロビー、ダコタ・ファニング、そしてアル・パチーノと、豪華な共演陣が話題だ。
タランティーノが実際に自分が育った当時のハリウッド、古き良き時代のハリウッドを、リスペクトを込めて、5年の際激を費やして脚本執筆した本作、この夏の話題作となること間違いなしだ。
8月30日より、全国ロードショー
【キャスト】レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ほか
【その他】2019/アメリカ/2時間41分
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ラスト・ムービースター
稀代のムービースターが最期に出演したのは ユーモアがたっぷり詰まった自虐パロディー
かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズのもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。気分が乗らずしぶしぶ参加したが、騙しに近い名もない映画祭だと知り憤慨。しかし、気になることが。そこは彼が生まれた街ノックスビルの近くだった。幼き日々を過ごした家、大学のフットボールで活躍したスタジアムなど、過去の苦くて甘い思い出が甦る。
9月6日より、新宿シネマカリテほか、全国順次ロードショー
【キャスト】バート・レイノルズ、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク、エラー・コルトレーン、ニッキー・ブロンスキー、チェヴィー・チェイス
【スタッフ】監督・脚本/アダム・リフキン
【その他】2017/アメリカ/1時間44 分
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(c)2018 DOG YEARS PRODUCTIONS, LLC
アートのお値段
アートが投資の対象となったこの時代に 芸術の本質を追求したドキュメンタリー
今やアート作品は株や不動産のように投資の対象となり、市場はかつてないバブルに湧いている。世界各地でアートフェアやオークションが行われ、企業がアーティストとコラボする。だけどいつからアートが商品になったのか?そもそも、アートの価値って何だろう?誰もが抱くそんな疑問を美術界の有力者たちにダイレクトに投げかけながら、アートとお金の関係を探るドキュメンタリーだ。
8月17日より、渋谷ユーロスペースほか、全国順次ロードショー
【キャスト】ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ、ステファン・エドリス、ジェリー・サルツ、シモン・デ・プリ、ほか
【スタッフ】監督/ナサニエル・カーン
【その他】2018/アメリカ/1時間38分
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やっぱり契約破棄していいですか!?
死にたい小説家とクビ直前の殺し屋による Wシチュエーション痛快エンターテインメント
青年ウィリアムは小説家を目指すも全く芽が出ず、あげくに7回も自殺に失敗している。一方、長年殺し屋として生きてきたレスリーは、英国暗殺者組合の毎月のノルマを達成できず、追い込まれていた。ある日二人は出会い、“死にたい青年”は、“殺したい暗殺者”に一週間以内に殺してもらう契約を結ぶ。これにて一件落着と思いきや、ウィリアムの前にキュートな彼女が現れる―。
8月30日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国ロードショー
【キャスト】トム・ウィルキンソン、アナイリン・バーナード、フレイア・メイヴァー、マリオン・ベイリー
【スタッフ】監督・脚本/トム・エドモンズ
【その他】2018 /イギリス/1時間30分
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