今春、雑誌『PLAYBOY』の表紙を飾りアジア版のプレイメイトに選ばれた渡辺万美さんの初主演映画『こえをきかせて』が6月5日にブルーレイ&DVDでリリース。10年ぶりの写真集『BAMBI』では初のヘアヌードを魅せたが、本作では本格的な濡れ場にも挑戦している。世界的な活動を開始した彼女が語る本作への強い想いと魅力とは──。
脱ぐ事で自分が自由になれた
“和製モニカ”が目標です!
──濡れ場で美ボディを披露していますが、実は太りやすい体質だとか。「実家がイタリアンレストランを経営しているので小さい頃からピザやパスタを常食にしていた結果、中高生の時は体重が68キロあったんです。当時は太っていることを気にしたことはなかったんですが、グラビアデビューをしてから今までの13年間は、毎日ダイエットのことを考えています。ファッションショーにも出演させて頂く機会が増えてきたので、本番前は食事制限をします。10キロ絞った時は、朝昼兼用で玄米1口とスープ、夜はプルーンのみの生活を1週間続けたこともあって。でも、絶対に身体にはよくないのでマネしてほしくないです」
──食事制限以外には?
「ホットヨガと撮影前にはランニングをしています。走る時は胸のサイズが落ちないように、サラシを巻いて」
──バストはHカップありますもんね。
「たぶん、おばあちゃんの遺伝です。でも、この映画を観せたら私のヌードシーンが多いから驚いちゃうかも」
──ええ(笑)ヌードになる決断に至った経緯は。
「『マトリックス』に出演している女優モニカ・ベルッチの存在です。カメラマンさんに『若い頃のモニカに似ている』と言われたことがあって知りました。映画『マレーナ』を観て、自分もギリギリ若いうちに脱いでもいいんじゃないかと思ったんです。グラビアを始めた時から憧れていたプレイメイトにも選んで頂けたので、おこがましいですけど“和製モニカ・ベルッチ”を目指していきたいです」
──メガホンを執られた、いまおかしんじ監督はどんな方でしたか?
「映画監督は怖いという先入観があったんですけど、とても穏やかな方でした。ケンカしたら勝てそうだなって」
──あはは! 渡辺さんは元ヤンキーでしたよね。
「特攻服を着て“千歳船橋の四天王”と呼ばれていましたね(笑)でも、ヤンキーを経験してよかったと思っているんです。あの時代で根性を鍛えたからこそ、写真集とこの映画で脱ぐ決断ができたので。脱ぐ前は『グラビアアイドルは男性に好かれるような可愛らしさがないと』って思い込んでいたんですが、ありのままの自分でいいんだと分かって道が開けました」
言葉と行動で繋がる大切さと
心の拠り所を探すきっかけに
──では、本作で一番のエロティカクイーンなシーンは? と聞かれたら。「川瀬(陽太)さんが演じた安春が、私が演じたモデルのハルカに“エアー胸もみ”をするシーンです。2人はテレパシーで繋がっていて安春はお肉をもんで、ハルカが自分の胸をもまれていると感じ合うんです。直接的な場面ではないからこそ、かき立てられるものがあるなって。安春は結婚しているのでお互いにしてはいけないことをしているんですけど、人間は求め合う動物なんだなとも実感するので」
──エアー胸もみは浮気に入りますか?
「入りませんね。2人で食事をしてもほっぺにチューやハグも浮気だとは思いません。ただ、隠しごとはアウト。私、いまおか監督から『少年っぽい』と言われたんですけど、男っぽくてオープンな性格なんです。地元の飲み屋街ではオジサンや女の子ともすぐ仲良くなって『今日はどこに(飲みに)行くの?』と声を掛けられます。私がオープンだから、ひとつ疑ったら全部疑い始めると思います。その扉を開かないでほしい…(笑)」
──作品にちなんだ質問も。誰とテレパシーで通じたいですか。
「3歳になる愛犬の女の子、マフです。親やダチには弱い部分を見せたくないし、迷惑をかけられないからグチを聞いてもらっているんです。『やってらんねーよ!』とか(笑)おとなしくていい子で、私の目を見て歩み寄ってくるんです。もし通じ合えたら、彼女にもグチを吐き出してほしいですね」
──最後に作品の魅力を。
「私はこの作品を恋愛映画だとは捉えていないんです。芸能界にいる私自身も、ちょっと生意気な後輩にムッとした経験があるので(笑)ハルカの悩みや葛藤に、働く人は共感できる映画ではないかと。あと、現代はSNSで簡単に繋がることができますけど、安春とハルカのように、言葉と行動で繋がる大切さを知ってほしい。『実は自分は寂しかったんだ』と実感して頂き、心の拠りどころを探すきっかけになれたらうれしいです」
INFORMATION
■Blu-ray&DVD『こえをきかせて』
INFO&STORY
ファッションモデルのハルカ(渡辺万美)は食事制限が祟り撮影中に気を失ってしまう。その帰り、立ち寄った精肉店の店主・安春(川瀬陽太)の「いい体してんな。ボン、キュッ、ボンだ…」という言葉が頭の中に聞こえてしまう。最初は不審感と恐怖にさいなまれるハルカだったが、子どもの頃からエスパー能力を持つ安春と次第に打ち解けていく。仕事への葛藤、愛妻の不倫など互いの悩みを曝け出していく2人は、ある出来事から一線へと踏み出していく…。キングレコードの新映画レーベル「エロティカクイーン」第1弾作品で、19年4月に劇場公開された本作のBlu-ray&DVD版となる。
CAST&STAFF
出演/渡辺万美・吉岡睦雄・今川宇宙・長屋和彰・広瀬彰勇・古藤真彦・丸純子/川瀬陽太
監督・脚本/いまおかしんじ
キングレコードから6月5日(水)発売。Blu-ray 4800円(税抜)、DVD 3800円(税抜)。
(C)2019 キングレコード
PROFILE
渡辺万美(わたなべ・ばんび)
1989年9月15日生まれ 東京都出身
07年のトリンプ・インターナショナル・ジャパン主催ヒップコンテスト日本大会で優勝者に選ばれ、芸能界デビュー。以降、グラビアやテレビドラマ、舞台、バラエティなど多方面で活躍中。米雑誌「PLAYBOY」の表紙を飾り、日本人女優としては初のプレイメイト就任も話題を集めた。
公式Twitter
公式Instagram
■Blu-ray&DVD『こえをきかせて』
INFO&STORY
ファッションモデルのハルカ(渡辺万美)は食事制限が祟り撮影中に気を失ってしまう。その帰り、立ち寄った精肉店の店主・安春(川瀬陽太)の「いい体してんな。ボン、キュッ、ボンだ…」という言葉が頭の中に聞こえてしまう。最初は不審感と恐怖にさいなまれるハルカだったが、子どもの頃からエスパー能力を持つ安春と次第に打ち解けていく。仕事への葛藤、愛妻の不倫など互いの悩みを曝け出していく2人は、ある出来事から一線へと踏み出していく…。キングレコードの新映画レーベル「エロティカクイーン」第1弾作品で、19年4月に劇場公開された本作のBlu-ray&DVD版となる。
CAST&STAFF
出演/渡辺万美・吉岡睦雄・今川宇宙・長屋和彰・広瀬彰勇・古藤真彦・丸純子/川瀬陽太
監督・脚本/いまおかしんじ
キングレコードから6月5日(水)発売。Blu-ray 4800円(税抜)、DVD 3800円(税抜)。
(C)2019 キングレコード
PROFILE
渡辺万美(わたなべ・ばんび)
1989年9月15日生まれ 東京都出身
07年のトリンプ・インターナショナル・ジャパン主催ヒップコンテスト日本大会で優勝者に選ばれ、芸能界デビュー。以降、グラビアやテレビドラマ、舞台、バラエティなど多方面で活躍中。米雑誌「PLAYBOY」の表紙を飾り、日本人女優としては初のプレイメイト就任も話題を集めた。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら