おとなの恋は、まわり道
キアヌ・リーブス×ウィノナ・ライダー相性最悪だけど似た者同士の二人の物語
過去共演は『ドラキュラ』(92)、『スキャナー・ダークリー』(06)、『50歳の恋愛白書』(10)、そして今作で共演が4回目となる、旧知の仲のキアヌ・リーブスとウィノナ・ライダー。今回は脚本を読み、気に入ったウィノナが、キアヌに脚本を送った事で実現したという。
物語の軸になる二人について、監督のヴィクター・レヴィンは「二人の友情は、今回の撮影においては大きな財産だった」と語る。共演を重ねてきた二人だから実現できた掛け合いの数々は、今までの作品を観てきたファンにとって、時に斬新で、時にホッとする安定の雰囲気だ。
キアヌが演じるのはヘンクツな男・フランク。彼は絶縁した異父弟の結婚式に参列すべく、空港にいた。そこにウィノナ演じる毒舌女のリンジーが現れる。元婚約者の結婚式に参加する彼女は、どんよりとした気持ちでフライトに向かっていた。偶然出会った二人は、口論を繰り返すが、同じ結婚式に向かっていることに気付き、ウンザリする。
現地でホテル、食事のテーブルなどで隣にされた二人はゲンナリながらも口論や会話を重ねるうちに、徐々にお互いの共通点に気づき始めていく。なんとなく距離感を縮めていく二人は、人生最後になるかもしれない、恋愛感情に気付いてしまう。
独身生活が長くて、お互いにもういい歳をした大人。仕事もしていて収入もある。今のままでも幸せだから、無理して自分を変えたいとは思わない。だけど素敵な恋はしたい…。そんな全ての人に贈る、“まわり道”だらけのラブストーリーは、冷えた大人の心をほっこりさせてくれるはずだ。
12月より、TOHOシネマズ 日比谷ほか、全国順次ロードショー
【キャスト】ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス
【スタッフ】監督・脚本/ヴィクター・レヴィン
【その他】2018/アメリカ/1時間27分
公式HP
かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-
人生を鉄道になぞらえて描くシリーズ最新作忘れていた家族への想いがあふれ出す
晶は夫・修平と、その連れ子・駿也と東京で幸せに暮らしていたが、修平の突然の死で生活は一変。駿也と共に夫の故郷・鹿児島へ向かい、まだ会ったことのない義父の節夫と、共同生活を始めることに。そこで晶は、亡き修平の子供の頃の夢でもあり、電車好きな駿也のため、鉄道の運転士を目指す。愛する人を亡くし、一度家族を失った3人は、もう一度<家族>になれるのだろうか。
11月30日より、全国ロードショー
【キャスト】有村架純、國村 隼、桜庭ななみ、歸山竜成、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高
【スタッフ】監督・脚本/吉田康弘
【その他】2018/日本/2時間
公式HP
(c)2018「かぞくいろ」製作委員会
ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
“Mr.ビーン”が時代遅れのスパイに変身?愛すべき時代遅れの変なおっさんが孤軍奮闘
G12サミット開催前に、イギリスの秘密情報部M17のセキュリティシステムがサイバー攻撃を受け、現役スパイ全員の情報が漏えいしてしまう。事件解決のために呼ばれたのは、元エージェントのイングリッシュ。彼は現役時代と違うハイテクな世の中に四苦八苦しながらも犯人を突き止める。それは最高に賢いアメリカ最年少のIT長者。孤軍奮闘するイングリッシュは彼を捕えられるのか?
11月9日より、全国ロードショー
【キャスト】ローワン・アトキンソン、ベン・ミラー、オルガ・キュリレンコ、ジェイク・レイシー、エマ・トンプソン
【スタッフ】監督/デヴィッド・カー
【その他】2018/アメリカ/1時間29分
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ハード・コア
伝説的コミックが遂に映画化真っ直ぐに生きる男たちの人生活劇
権藤右近はあまりにも純粋で、間違いを正そうとする信念をいつも暴力に転嫁させてしまうため、仕事も居場所もなくしてきた。そんな右近の今の仕事は、怪しい活動家の埋蔵金探しを手伝うこと。共に働く牛山だけが唯一心を許せる友人だ。そんな二人を右近の弟・左近はいつも見守ってきた。ある日、彼らの前に謎の古びたロボットが現れ、人生が一変するような一大事が巻き起こる。
11月23日より、全国ロードショー
【キャスト】山田孝之、佐藤 健、荒川良々、石橋けい、首くくり栲象、康すおん、松たか子
【スタッフ】監督/山下敦弘
【その他】2018/日本/時間分
公式HP
(c)2018「ハード・コア」製作委員会