キラキラと輝く小さな瞳の少女に魅了され、子役キャスト・シャーリー役としてステージを踏んだ太田彩乃ちゃんが、13年振りにミュージカル「アニー」に帰ってきた! 「戻ってこれてうれしい!!」。継続は力なりを身を以て知り今、女優・太田彩乃の新たな幕開けの時…。
講演の終了時には女優として成長していたいと思います!
──製作発表で「戻ってこられてうれしい」とお話しされてますが、出演を聞いたのは?「昨年の12月です。私は競馬番組の収録で北海道にいたんですが、マネージャーからのメールで知りました。『2007アニー リリー役に決まりました。頑張ってください』とあって。 えっ? どういうこと?イタズラじゃなくて…頭の中は?マークだらけ。イメージも沸かず実感もなくてただビックリ! でもちょうど、これからは舞台をやっていきたいと話していたところだったのでもう、うれしくて、うれしくて。落ち着いたら、何なの、あの淡々とした文面は! と(笑)。だって、アニーに出演ですよ、アニーに!!」
──その想いが冒頭のコメントに繋がっているんですね。
「13年前、94年に子役で出演しているけど、大人キャストで大人としての初舞台ですから。歌、踊り、レッスン…辛かったこともあったけど、続けてきたからこそチャンスをもらえたんだと思うし、継続は力なりを身を以て知った瞬間でしたね」
──台本、舞台けいこはこれからだそうですが、実感が出てきたのは?
「まだ、孤児院の院長ハニガン役の杏子さんと2人で3回、歌稽古をしただけで。それでも記者会見やチラシの撮影、衣装合わせでやっと実感が出てきました。それと同時に今度は私に出来るの? 私でいいの? と。社長を始め事務所スタッフ、カレッツァのメンバーがみんなが会うたびに頑張れと応援してくれるので励まされてます。あと94年のメンバーからも『会見を見たよ、公演に行くね』と連絡があって。妹は泣いて喜んでくれました。青山劇場に貼ってある(次回予告の)ポスターを1人で車を運転して見に行ってしまうくらい盛り上がってます(笑)」
──本作に対する熱い想いがビシビシ伝わってきます。共演者の「方々も心強いんじゃないですか。
ルースター役の本間さんは、私のタップの先生が出演された舞台で共演されていたことがあって、いろいろステージを見ていたし、目黒さん、杏子さん、岩崎さん、皆さんにドンドン聞いて私らしい何かをスパイスとして加えることができたら。刺激を受けまくって、吸収して、でも公演終了時には大人キャストとして、女優として成長していたいと思います!」
──太田さんにとって、ミュージカルとは? と聞かれたら。
「私の原点ですね。アニーとの出会いがなかったら今の私がないから。幼稚園の同級生が出ていてそれを見に行ったんです。同世代のコのキラキラした瞳に触発されたんですかね、『私もあのステージに行く! 行きたい!』って。でもダンス経験はなく、当時は水泳を習っていたのでダンスを習いたいと母親に言ってもなかなか聞き入れてもらえず、タップダンスから習い始めて、オーディション3回目で合格したんです。ミュージカルにはストレートプレイでは感じられないものがあるし、本場でミュージカルを見て、レッスンをしての繰り返しで1週間、ニューヨークに滞在したことがあるんですが、見るたびにワクワクするし、テンションが上がるんですよ~」
初日は犬のサンディーよりも緊張していると思います(笑)
──太田さんが演じるリリー役について教えてください。「孤児院の院長ハニガン、欲に目が眩んでアニーの親だと名乗り出るルースター、そして恋人のリリー3人が悪役で、アニーを騙す側。脳天気で可愛くて、セクシーで一生懸命なコ…というイメージですね。セクシー担当なんですが、色気ないんですよね(笑)。“巨乳アイドル軍団”の事務所ですし、私もグラビア経験があるので、その辺を生かせたらいいんですけど、声が低いんで『ワァーキャー』と弾けることができるか、少し不安ですね」
──86年の初演以来、今年22年目を迎えるミュージカル「アニー」。見どころ、聞きどころは。
「♪トゥモロー トゥモロー アイラブトゥモロー 明日は幸せ♪まず『トゥモロー』を始め歌が有名ですよね、子供たちの。出演決定の話を聞いた直後に行ったクリスマスコンサートでやられた1人ですから。子供たちの頑張っている姿に心打たれました。エネルギーをもらったし、純粋で明るく生きていく姿を是非見て欲しいですね!」
──初日はどんな気持ちになりそう?
「」まったく想像できてません。他の仕事はそうでもないんですが、イメージしづらくて。初日は子供キャスト以上に緊張するんでしょうね、犬のサンディーよりも(笑)」
INFORMATION
■丸美屋食品ミュージカル『アニー』
INFO&STORY
舞台は大恐慌に見舞われた1933年の米ニューヨーク。いつか両親が迎えに来てくれると信じている11歳の赤毛の女の子アニーは、大富豪のウォーバックスに引き取られても、まだ両親のことを思い続けている。そんな健気なアニーの姿に心を奪われたウォーバックスは懸賞金をかけてアニーの親探しを始めるが…。果たして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのか。
CAST&STAFF
演出/ジョエル・ビショッフ
出演/目黒祐樹・岩崎良美・伊藤有沙・栗原沙也加(アニー・Wキャスト)・太田彩乃・本間憲一・杏子ほか
1986年の初演以来、日本のミュージカルシーンを語る上で、 欠くことのできないロングラン作品となった「アニー」が22年目の今年も青山劇場に登場する。9000人のオーディションから選抜された07年のアニーは、95年生まれの栗原沙也加と96年生まれの伊藤有紗の2人。孤児院の仲間やタップキッズを26名の子供たちが演じる。
公演は4月21日(土)~5月6日(日)に東京・青山劇場で
公式HP
PROFILE
太田彩乃(おおた・あやの)
1984年10月15日生まれ
東京都出身 趣味/料理 特技/タップダンス(ダンス歴12年)
94年、9歳の時に「アニー」のシャーリー役で初舞台を踏む。以来、舞台やテレビを中心に活躍。ミュージカルの経験も多い。主な出演作品は舞台「ピヴォ☆ガール」、NHK教育「あいうえお」、CX「契約結婚」、TBS「夜王」「弁護士のくず」など。carezzaのメンバーとしてフットサル、音楽活動も行っている」
■丸美屋食品ミュージカル『アニー』
INFO&STORY
舞台は大恐慌に見舞われた1933年の米ニューヨーク。いつか両親が迎えに来てくれると信じている11歳の赤毛の女の子アニーは、大富豪のウォーバックスに引き取られても、まだ両親のことを思い続けている。そんな健気なアニーの姿に心を奪われたウォーバックスは懸賞金をかけてアニーの親探しを始めるが…。果たして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのか。
CAST&STAFF
演出/ジョエル・ビショッフ
出演/目黒祐樹・岩崎良美・伊藤有沙・栗原沙也加(アニー・Wキャスト)・太田彩乃・本間憲一・杏子ほか
1986年の初演以来、日本のミュージカルシーンを語る上で、 欠くことのできないロングラン作品となった「アニー」が22年目の今年も青山劇場に登場する。9000人のオーディションから選抜された07年のアニーは、95年生まれの栗原沙也加と96年生まれの伊藤有紗の2人。孤児院の仲間やタップキッズを26名の子供たちが演じる。
公演は4月21日(土)~5月6日(日)に東京・青山劇場で
公式HP
PROFILE
太田彩乃(おおた・あやの)
1984年10月15日生まれ
東京都出身 趣味/料理 特技/タップダンス(ダンス歴12年)
94年、9歳の時に「アニー」のシャーリー役で初舞台を踏む。以来、舞台やテレビを中心に活躍。ミュージカルの経験も多い。主な出演作品は舞台「ピヴォ☆ガール」、NHK教育「あいうえお」、CX「契約結婚」、TBS「夜王」「弁護士のくず」など。carezzaのメンバーとしてフットサル、音楽活動も行っている」
撮影◎河島美津雄 取材・文◎立花みこと