【取材こぼれ話】「教えてパイセン!直撃インタビュー!!」はヒロシさん。
◆ソロキャンプをすると、サバイバル能力が鍛えられる印象がありますが。「キャンプをしていない人が観るとサバイバルチックなことをしているように見えるのかもしれませんけど、スキルは身につかないですよ。僕が考えるサバイバルは、身ひとつで下手したらナイフも持たずにソロキャンプをするイメージです。極端なことを言えば、無人島に1人で漂流した時にどう生き延びるか、というのがサバイバルの概念。ですが僕は、ソロキャンプにおいてはどう楽しむかを重視しているんです。だからこそ、寒さに耐えられる寝袋を積み込んで車で現地へ行って、食材もスーパーで買っていきますから。サバイバル的に見えるのはたぶん、火打ち石で着火する動画なんでしょうけど、火打ち石と火打金がないと火を起こせないですし。火きり板と火きりぎねで火を起こす作業には憧れていますが、まだその域には達していないですし。普通の人より火を点けるのがうまい、ぐらいの程度です。川の水を飲んだりもしますけど、濾過できるボトルを持参しています。水を注ぐコップやコーヒーも持っていきますから。ソロキャンプを楽しみたいので、キツイことは極力避けたい。何も持たずに山に入ることはできません」
ソロキャンプYouTuber、芸人、ベーシスト――。さまざまな顔を持つヒロシさんが今月の“パイセン”ゲスト。「ひとりぼっちが最高」と断言する氏がハマっているソロキャンプの魅力や動画をYou Tubeにアップした経緯、好評発売中の最新著書『ひとりで生きていく』に込めた思いなどを聞きました。ひとりで生きているからこそ得られた仕事観は、独身でもパートナーがいても共感+学び+開眼する人が多いのではないでしょうか。