いじめられっ子が福岡・伝説の総長に! お笑い芸人・佐田正樹さんの実話を基にしたホンモノ青春グラフィティ『デメキン』が12月2日から全国ロードショー。14年に俳優デビューし映画『サクラダリセット』やドラマ『パパ活』『アシガール』など話題作へ続々と出演し、本作で映画初主演を飾る健太郎さんも映画の主人公と同じ熱い男だった――!!
僕の学生時代は映画と激似!赤髪はパンチがありすぎて…
──撮影の休憩時間は映画さながらの仲睦まじさだったそうですね。「男ばかりだったこともあり、作品で演じたチームの仲間たちのようにくだらないことを競い合っていました。『誰が一番疲れていないか』とか『俺のほうが食べた量が多い』とか(笑)しかも控え室がいくつかあるのに、必ずひとつの部屋に集まっていたんです。狭くて暑苦しいにもかかわらず(笑)でも自分の学生時代に似ているなと思いました」
──健太郎さんの学生時代は?
「高2の時に、体育祭で応援団の団長をしたんです。歴史ある援団だったので厳しかったのですが、あの熱い感じが『デメキン』と似ていたんです」
──では映画のような親友も?
「僕が団長をしていた時に副団長をしていたヤツは今でも親友です。自分と少し似ていて、初めは大嫌いで、ケンカもした相手です。彼、僕がいないのに勝手に我が家で僕の家族とご飯を食べていることもしばしば。映画はチームの溜まり場がラーメン屋でしたが、学生時代のリアルな溜まり場は僕の家だったんです。友だちの友だちとか後輩とか、知らないヤツがしょっちゅう出入りしていました」
──あはは!やや佐田正樹役と似ていますが、ほかの役作りは。
「地毛を赤髪に染めました。赤髪ってパンチがあるんですね。道を歩くと誰も目を合わせてくれませんでした」
──ヤンキーの歩き方は佐田さん自らが教えてくださったとか。
「脚が先行して身体は後ろに倒れるような感じと教えて頂きました。撮影期間が2週間と短く、終わった後も少しヤンキーの歩き方が残っていましたが(笑)“デメキンロス”になってしまいまして。もっと演じたいという気持ちを引きずりました」
最後に残るのは友情なんです同世代に熱さを分け与えたい
──正樹のバディ合屋厚成役を演じた山田裕貴さんとは初共演ですが、いかがでしたか。「最高でした!僕は人見知りで現場でどう振る舞おうか迷っていたら山田さんは厚成と同じようにムードメーカー役を担ってくださったんです。年齢が7歳離れているのに、同じ目線で接して気持ちを楽にしてくれました。僕も山田さんと同い年になったら、後輩には同じように接しようと思いました」
──ボコボコにされた厚成を正樹が見舞うシーン、素敵ですよね。
「この作品は全てが大好きですが、僕もあの場面は肝にもなるので大好きなんです。厚成の恋人アキに話しかけるのですが、その内容も。『先にケンカをしたのも厚成。先に童貞を卒業したのも、先に彼女ができたのも』と、最初のケンカ以外全部、女性関係ですが(笑)僕も中学生の時、それほど過激ではないグラビアの本を『誰が買う?』と友だちと揉めた経験があるので、健康的な男子は共感できるかと」
──特攻服姿も格好良かったです。
「ありがとうございます!僕もですが男は悪いことに憧れる時期があると思うので、着た時はテンションが上がりました。佐田さんと同年代の方々は懐かしく感じるかもしれないですね」
──では改めて本作の魅力を。
「映画のような熱い友情は今は存在しないと言われることが多いですが、友だちの大切さは忘れてはいけないと改めて教えてくれると思います。親は先に逝くし、彼女はいつか別れるかもしれない。奥さんとは離婚してしまうかもしれない。最後に残るのは友情だと思います。僕はその想いで生きてきていますし、友情は普遍です。僕らの世代は冷めているとひと括りにされますが、この映画を1人でも多くの方にご覧頂き、同年代を熱い世代に塗り替えたいです!」
INFORMATION
■映画『デメキン』
INFO&STORY
幼少期から“デメキン”と呼ばれ、いじめられていた佐田正樹(健太郎)。ある日、強くならなきゃと覚悟を決めて拳を握る。かつてのいじめっ子たちを返り討ちにするまでに腕を上げ、ケンカでは敵なしの存在となっていく。赤髪リーゼントをトレードマークに中学、高校とケンカに明け暮れる毎日を送る中、小学校からの親友である厚成(山田裕貴)から福岡一の暴走族チームを作ろうと持ちかけられる。チーム「亜鳳」を結成した正樹と厚成たちに血気盛んな敵が次々と待ち構えていた。お笑い芸人バッドボーイズ佐田正樹さんが福岡最大勢力の暴走族総長だった頃を描き、漫画化もされた同名自伝小説を実写化。
CAST&STAFF
出演/健太郎・山田裕貴・柳俊太郎・今田美桜・高橋里恩・田中偉登・福山翔大・三村和敬・藤木修・岩永ジョーイ・神永圭佑・成田瑛基・笠松将・黒石高大・くっきー・ケン・坂田聡
原作/佐田正樹『デメキン』
監督/山口義高 脚本/足立紳
配給/AMGエンタテインメント
公式HP
12月2日(土)シネマート新宿ほか全国ロードショー
(C)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ
(C)2017 映画「デメキン」製作委員会
PROFILE
健太郎(けんたろう)
1997年6月30日生まれ
東京都出身
モデルとしてデビューし、14年にドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優業を開始。近年の出演作に映画『サクラダリセット前篇/後篇』『先生!、、、好きになってもいいですか?』、ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『仰げば尊し』『レンタルの恋』『パパ活』『さぼリーマン甘太朗』『アシガール』などがある。
公式HP
■映画『デメキン』
INFO&STORY
幼少期から“デメキン”と呼ばれ、いじめられていた佐田正樹(健太郎)。ある日、強くならなきゃと覚悟を決めて拳を握る。かつてのいじめっ子たちを返り討ちにするまでに腕を上げ、ケンカでは敵なしの存在となっていく。赤髪リーゼントをトレードマークに中学、高校とケンカに明け暮れる毎日を送る中、小学校からの親友である厚成(山田裕貴)から福岡一の暴走族チームを作ろうと持ちかけられる。チーム「亜鳳」を結成した正樹と厚成たちに血気盛んな敵が次々と待ち構えていた。お笑い芸人バッドボーイズ佐田正樹さんが福岡最大勢力の暴走族総長だった頃を描き、漫画化もされた同名自伝小説を実写化。
CAST&STAFF
出演/健太郎・山田裕貴・柳俊太郎・今田美桜・高橋里恩・田中偉登・福山翔大・三村和敬・藤木修・岩永ジョーイ・神永圭佑・成田瑛基・笠松将・黒石高大・くっきー・ケン・坂田聡
原作/佐田正樹『デメキン』
監督/山口義高 脚本/足立紳
配給/AMGエンタテインメント
公式HP
12月2日(土)シネマート新宿ほか全国ロードショー
(C)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ
(C)2017 映画「デメキン」製作委員会
PROFILE
健太郎(けんたろう)
1997年6月30日生まれ
東京都出身
モデルとしてデビューし、14年にドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優業を開始。近年の出演作に映画『サクラダリセット前篇/後篇』『先生!、、、好きになってもいいですか?』、ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『仰げば尊し』『レンタルの恋』『パパ活』『さぼリーマン甘太朗』『アシガール』などがある。
公式HP
撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら