Perfumeなど大物アイドルを多数輩出するアクターズスクール広島（ASH）出身の３人組ユニットまなみのりさが紆余曲折を経て２度目のメジャーデビュー！　一昨年から東京へ再進出し、３月26日にはライブハウス新宿ReNYでのワンマンライブが決定した。昨年12月にリリースした３年４ヶ月ぶりのオリジナルシングルやライブにかける思いを聞いた。

「３年４ヶ月ぶりのシングルで挑むワンマン。私たちが頑張って来たことは無駄じゃなかったという意味を込めて“結果”というタイトルにしました」

──３月26日に東京で、５回目のワンマンライブが決まったそうですね。
松前更紗（以下りさ）「私たち、広島から上京して２年ぐらい経つんですけど、上京したばかりの頃は、会場にお客さんが数人しかいないこともよくあったんです。でも、人数が増えてくるに従って分かったことがあって。それが、私たち自身がライブを楽しむこと。毎回、ライブのテーマでもあります」

岡山みのり（以下みのり）「７年間ずっと広島で活動してたんですけど、最初は広島とのギャップに、東京は甘くないなと実感しましたね」

谷野愛美（以下まなみ）「東京は戦いに来てる人たちばかりですから。上京してからワンマンをやるのは３回目ですけど、今回は私たちが頑張って来たことは無駄じゃなかったという意味を込めて“結果”『MMResults～まみりざるつ～』というタイトルにしました。でも、ライブの盛り上がりと終わった後のギャップに寂しくなりそうな気が…」

みのり「帰りに１人でチェーン店で、ご飯を食べて帰るんだろうなと思うから、ギャップで寂しくなりそう」

まなみ「私も同じ！　終電間際の電車に飛び乗って、帰りにお弁当を買う自分を想像すると、今から切なくなります（笑）」 ──ニューシングル『νポラリスAb』もライブで披露すると思いますが、改めてどんな曲か教えて頂けますか。
まなみ「もともとある『ポラリスAb』のリアレンジバージョンなんです。この曲をきっかけに私たちを知って下さる方がすごく増えたし、ライブでは♪回る　回るのところで、ファンの方がその場で回ってくれるようにもなったんです」

みのり「だからＰＶでも、私たちが宇宙人に変身するストーリーで、撮影で使ったコインランドリーの洗濯機も乾燥機も、ものすごく回っているんです。あの撮影は、私たちよりもスタッフさんの方が大変だったと思います」

りさ「私たちの周りをぐるぐる回転しながら撮影していましたし、洗濯機も乾燥機も時間が来ると止まるから、時間差でお金を入れなければなりませんでしたし」 ──ダブルＡ面の『逆襲のポラリス』はどんな曲でしょうか。
りさ「過去の弱い自分に逆襲する、というのがテーマの曲です。それで、それで…わあ、頭の中が真っ白になっちゃった！」

みのり「では代わりに私が説明します（笑）誰にでも『あの時、別の選択をしていれば…』っていう後悔が、必ずあると思うんです。でも、その過去の弱い自分を認めることで強くなれたりもするし、後悔したその当時でも、周りに支えてくれる人はいる。これは私たち自身もすごく実感しているんです」

まなみ「さすがリーダー！　だから、歌う私たちはもちろん、聴いて下さるみなさんの背中を押してくれる曲なんです」

──ちなみに、みなさんが後悔している過去とは何ですか？
まなみ「食べることが大好きで昔、大好物のお寿司を一度に50貫ぐらい食べたことがあるんです。食べてる時はうれしかったけど、帰り道に少し、後悔しました」

りさ「まなみ、ライブで体力消耗してないのに食べてましたよ（笑）私は学生時代、試験の時は一夜漬けタイプだったんです。で、赤点を免れるための勉強時間を計算して寝てから勉強してたんですけど、寝過ごして勉強しないまま朝を迎えることが何度かありました」

みのり「何度かあって（笑）私は、３年前までは黒髪ロングだったんです。しかもなぜか、前髪パッツンにこだわり続けていて、当時の写真を見ると貞子みたいで…もっと早く間違いに気づきたかった（笑）その上、切った髪を筆にする予定で保管しておいたのに、束のまま家にあるんです。どうすればいいですか？」

りさ「怖～い（笑）」

まなみ「潔く捨てて（笑）」