ふみふみこ氏の人気コミック『女の穴』が、市橋直歩ちゃんと石川優実ちゃんのＷ主演で実写化。酒井敏也さん演じる、ハゲでチビでゲイの中年教師を調教する女子高生という難役＋初フルヌード披露をした優実ちゃんに、作品の秘話を聞いた。お菓子系アイドルとしてダントツの人気を博したとは思えないほどぶっちゃけてくれてますッ!!
──劇中ではかなり大胆なフルヌードを披露していますね。
「実は、吉田（浩太）監督からは、私が22～23歳の頃、主演で脱ぐお話を頂いたことがあったんですけど、勇気がなくてお断りした経緯があるんです。当時から私は肌をギリギリまで露出する着エロ系というグラビアをしていたんですけど、ファンの方からは『早く脱げばいいのに』と言われていて（笑）でも私の中では、『そうしたら後がない』という葛藤があって。だけど、それ以降は濡れ場がある作品を観るようになって、少しずつ心の準備をした、という感じです。それで25歳の時に主演でヌードになるお話を頂いて、それが今回の作品だったんです」

──吉田監督だと知らなかった？
「知らずにチャレンジする決意をしたら吉田監督の作品だったので、縁を感じましたね。でも私、監督とお会いした時にハッタリを言ったんですよ（笑）」

──それは、どんな？
「萩本小鳩役の性格に合うように、『私、ドＳです！』とお伝えしたんですけど、私自身はドＭで、Ｓ要素はまったく持ち合わせていないんです。昔おつき合いしてた人から『ブス、痩せろよ！』と命令口調で言われても、『うん、分かった』と答えてたぐらいですから（笑）だから、自分でドＳと公言する人から『イジメて何が楽しいの？』と質問をして、役作りの参考にしました」

──27歳で女子高生役というのも、勇気がいるチャレンジかと。
「セーフなのかアウトなのか、いまだに判断ができないんです。アウトだとしても選んだのは監督なので、私の責任ではない、ということで（笑）」

──カラダ作りはどのように？
「撮影期間は大好きなお酒を絶ちました。翌朝スッキリしていて体調がいいし、続けることでお腹周りがほっそりしたような気がします。仕事じゃないと禁酒はできませんけど…」

──そんなにお酒が好きですか？
「好きですね～。先日はお酒を飲みながらバイト仲間と性について５～６時間も盛り上がりました。酔うと小鳩みたいに暴走しちゃうこともあって、好きな人にメールしたくなっちゃうんですよ。深夜に気持ちのすべてをぶつけて朝、後悔するっていう。昔、したことがあって、なかったことにしてほしいんですけど、相手はなかったことにしてくれないんですよね（苦笑）」

──女優業とバイトを並行しつつ頑張った映画にちなんだ質問も。石川さんにとって、恋って何ですか？
「思いどおりにできないのが恋だと思います。自分の予測したとおりに進む時点で、それは恋じゃないのかな、と」

──では、石川さんにとってセックスとは何ですか？
「多くの人が通る道で本能に従ってするものだと思うんですけど、大っぴらにはしないものですよね。でも、私が演じた小鳩は、処女なのに好きな人が見ている前でほかの人とするという特殊なコなので、セックスって難しいですよね。10テイク以上撮り直した苦労したシーンなので観て頂きたいんですけど、今度は好きな人と愛し合う普通の濡れ場にも挑戦して、もっと性を追求していきたいです」