ハロプロエッグ（研修生）を「クビ」になったメンバーで結成し、不屈の負けん気で武道館公演まで上り詰めたアプガことアップアップガールズ（仮）。この秋、仙石みなみさんと佐藤綾乃さんが卒業し、節目の時期を迎える。女優を目指す仙石さんは卒業ライブ同日にソロ写真集『みなみの決意』も発売。卒業を控えた心境、写真集の見どころ、そして今後について。「みーこが大好き！」なアナタに送るインタビュー！
──卒業ライブに向けて、今はカウントダウンのような時期ですね。
「最後のツアーとか、いろんなことが『最後の○○』ですね。でも、もっとしんみりするのかと思ったんですけど、私たちもファンのみなさんも、最後だからこそ『楽しまなきゃ！』っていう感じで。正直に言うと、卒業を意識してライブをやったら、いろんな気持ちがあふれてきちゃって大変だと思うんですよ。寂しさだったり……」

──ましてアプガの曲は、自分たちの立ち位置や決意を歌う曲が多いですから。
「卒業のことを考えながら歌ったらどの曲でも泣いちゃいますね。全曲、鼻水流しながらのライブ（笑）そこは振り切って楽しくやろうって。ライブが命のグループだからこそですね）」

──激しいからこそ楽しいのがアプガのライブというイメージです。
「ハイスパート（2時間ノンストップライブ）とか、本当にきつかったです。終わったらボロボロ、満身創痍で」

──フィジカルトレーナーの先生もついているという。
「鍛えておかないと途中で倒れちゃいますから。ケガのケアもしてくれますし。でも鍛えた分ライブが楽になるんじゃなく『じゃあもっと激しくできるね』というのがアプガなので、きつさは常に極限なんです（笑）」

──最後のライブは、どんなものになりそうですか？
「今と同じで、卒業を意識しすぎないライブがいいかなって思ってます。変なしんみり感は1ミリも出さずにしっかりアプガのスタイルを見せて、ぶっ倒れるくらいやりきって終わりたいですね。『超楽しかったね！』って」

──ラストライブと同日、9月15日には初のソロ写真集も発売されます。
「雑誌のグラビアと違って、一冊の本となると撮影時間も長いし衣装も多くて、まずボリューム量が凄いなって。それだけに自分の“分身”ができたっていう感じもします」

──今までとは違う雰囲気の写真もありそうですか？
「沖縄の海ではしゃいでる元気のいい感じだけじゃなく、ジャングル地帯っていうんですか？奥地の川でしっとりめに撮ってもらった写真があるんですよ。今までと違う大人っぽい私を見てもらえると思います。あとは、服をバッと投げ捨てた姿をぜひ」

──あ、イベントで写真集の見どころを「半裸です」って言ってましたけど、それですか（笑）
「そうなんです（笑）ファンの人には『水着姿は半裸って言わないでしょ』と笑われたんですけど、事実、半裸なんです」

──事実、半裸（笑）
「メンバーみんなそうなんですけど、夏になると体つきも締まってきますし、撮影前は食事も気をつけて。ベストの状態で撮ってもらえたと思いますね」

──仙石さんの代名詞マシュマロボディーが進化してると。
「夏なので日に焼けて焦げマシュマロになってます（笑）」

──今後の目標は女優だそうですね。
「映画『讐～ADA～』で殺人鬼の役を演じたのが大きいです。役を通して自分以外の人間になれるって凄いですよね。アプガは自分の個性、素の感情をどんどん出すグループでしたけど、役者としてはダークさだったり、自分にはない部分を演じていきたいです」

──アプガ(2)＝2期、レスラーとしてもデビューするアプガ（プロレス）と後輩も増えています。今後のアプガ全体に期待することは？
「アプガは何もない状態から始まったので、(2)ちゃんや（プロレス）のみんながいることで『私たちの道は間違ってなかった』って思えるんです。これからも夢を諦めきれない、諦めない女のコたちの集団であってほしいし、アプガらしく破天荒な、前代未聞なことをやり続けてほしいですね」