「一度目は普通に観て（笑）二度目は真剣に観て、三度目で家族愛に溢れた作品の本質を知ってほしいから、最低でも３回は観て下さいね！」

累計6000万部を超える超人気格闘漫画「グラップラー刃牙」のトリビュート映画「グラッフリーター刀牙」が7月14日から公開される。随所でクスッと笑えて最後は感動する、ヒューマンコメディ―仕立てとなっている同作に、刀牙の幼馴染役で出演、映画デビューを飾ったAKB48チームBとしても大人気の北原里英ちゃんに、作品の魅力を徹底分析して頂きました！
──映画『グラッフリーター刀牙』がまもなく公開ですね。主演の斉藤由貴さんとは現場で話しましたか。
「今回はご一緒するシーンが少なくて話す機会がなかったんですけど、斉藤さんってアイドルしていたんですよね？　♪制服の〜胸のボタンを〜って、確か『卒業』でしたっけ？　母から聞いたのとＳＫＥ48がＮＨＫさんの番組で歌っていたから、私も聞き覚えています。次回はお話させて頂けたらうれしいです」

──北原さんが演じた刃牙の幼馴染、琴音はしっかり者ですが、ご自身との相違は。
「私はあまり深く考えずに生きているので、琴音とはほど遠いですね（笑）。男のコの幼馴染もいませんでしたし。だからこの映画では、女のコが一度は憧れる、幼馴染といい雰囲気になるっていうシチュエーションを味わえて楽しかったですね」

──他に印象深いシーンは？
「刀牙を思いっきりビンタしたシーンです！　あれ、実はいい音が出なかったり当たりドコロが悪くて、十数回もやり直しているんです。刀牙役の須藤さんには申し訳なかったんですけど、お芝居じゃなければ人にビンタすることなんてありえないのでハマりそうでした（笑）」

──他の役を演じられるとしたらどの役を選びますか。
「ケンドー・コバヤシさんがリーダー役のカルト集団“幸運の輝”の中にいる、菊人形のような女のコがいいですね。セリフが少ないのに存在感を出さなくちゃいけないっていう難しい役柄だからこそ、チャレンジしてみたい！」

──作品のＰＲをお願いします。
「ドタバタしていて忙しいストーリーですけど、観終わると心がすっきり、ほっこりします。刀牙の必死な姿を見て、一生懸命になることの大切さも思い出してもらいたいですね。一度目は普通に観て、二度目は真剣に、三度目で作品の本質を知ってほしいから、最低でも３回は観て下さいね〜！」

──誰と観たいと思いますか？
「家族愛に溢れているから、家族と観たいです。映画のチラシは家族愛が描かれているとは思えないほど賑やかに作られていますけど（苦笑）やりたいことがいっぱい！チャレンジしていきます!!」

──映画は初出演。初といえば北原さんはNot yetの最新シングル『西瓜BABY』のカップリング曲『guilty love』では作詞に挑戦していますね。
「締め切りの１〜２週間前に仮歌が入った曲を頂いたんですけど、本気で書き始めたのは締め切り直前でした…なぜでしょうね、昔からテスト勉強もそのタイプなんです。思いついたらケータイにメモして、それをまとめて。私は横山（由依）とレコーディングしたんですけど、私が書いた歌詞を実際に歌ってくれる人がいる、と思ったらすごく感動しました！」

──北原さんは文学少女としても有名ですね。
「そう言って頂けるのは本当にありがたいですね。名前に恥じないよう、ＡＫＢ48では文芸部の部長をしています。プライベートでは移動や待ち時間に小説を読むことが多いですね。家ではあまり読まないんですけど…あれ、これって真の本好きとは違いますか（笑）。でも、作詞には十分、読書好きを活かすことができました」

──多彩な才能を発揮していますが、今後の目標は？
「映画初出演でいい経験をさせて頂いたので、女優としては、これからもいろんな役を演じたいです。それと、名前を伏せて小説を書くことも夢。やりたいこと、いっぱいです！」