CINEMA×STYLE 185号vol.1

CINEMA×STYLE　185号vol.1

戦狼／ウルフ・オブ・ウォー

アジア歴代1位の観客動員数を記録した歴史的ミリタリー・アクションが日本登場

　中国にて大ヒットを記録し、国内の記録を次々と破ったメガヒットアクションが満を持して登場する。公開するや否や、興行成績は上がり続け、全世界歴代興行収入最高位54位を樹立。アジア映画史上初であり、ハリウッド映画以外で初めてランクインした作品となった。
　主人公を演じるのは、『SPL/狼よ静かに死ね』など、様々なアクション映画で活躍する、超絶技巧のスター、ウー・ジン。本作ではケガを縫合すると撮影が贈れるため、傷をボンドで接着しながら撮影を強行した。シリーズ前作でも監督・脚本・製作総指揮・主演を務め、これを観たジャッキー・チェンは、彼を大絶賛した。
　大ヒットの裏にはハリウッドと香港アクションのコラボレーションが隠されている。敵役にはハリウッドから「プリズン・ブレイク」で人気を得たフランク・グリロ。アクション監督はカー・アクション担当とフィジカルアクション担当の２人を招集。彼らの素晴らしい指導が、スピードと重厚感あふれるファンタスティックなアクション大作を産むキーポイントとなった。
　舞台はアフリカ・マダガスカル海域。一人の男が、海賊に襲われた貨物船を救出した。男の名はレン。元特殊部隊「戦狼」の精鋭だ。とある事件から軍籍を剥奪されたレンは、反政府勢力に殺害された恋人のロンの敵を討つべく、この地に渡っていたのだ。しかし、その最中、反乱が勃発。命からがら護衛艦に避難したレンだが、戦闘地域に民間人が取り残されているという話を耳にし、レンは単独、戦地に舞い戻る―。

TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国公開中
【キャスト】ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド、ウー・ガン、チャン・ハン、ユー・ナン
【スタッフ】監督・脚本・製作総指揮／ウー・ジン
【その他】2017／中国／2時間3分

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ビッグ・シック

全く価値観の違う二人が結ばれるまでを描く驚きのハッピートゥルーストーリー

　母親からの見合い話が元で、恋人エミリーと破局してしまったパキスタン人のクメイル。しかし数日後、エミリーは病気で昏睡状態に。彼女の父親ベスと母親テリーはクメイルを叱責するが、クメイルに差別発言をした男と大ケンカをして守ってくれたのもベスだった。それがきっかけに打ち解けていくが、２人を通じて次第にクメイルはエミリーが自分にとって大切な存在だと気づいていく。

2月23日より、TOHOシネマズ日本橋ほか、全国順次ロードショー
【キャスト】クメイル・ナンジアニ、ゾーイ・カザン、レイ・ロマノ、ホリー・ハンター
【スタッフ】監督／マイケル・ショウォルター
【その他】2017／アメリカ／２時間

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ロープ／戦場の生命線

一本のロープを求めてさまよう国際NGO職員たち男気ある活動に迫ったヒューマン・ドラマ

　1995年、内戦終結直後の旧ユーゴスラビア。ある村で井戸に死体が投げ込まれ生活用水が汚染されてしまう。国際NGO“国境なき水と衛生管理団”は死体の引上げを試みるが、運悪くロープが切れてしまう。職員たちは、武装集団が徘徊し、あちこちに地雷が埋まる危険地帯を、1本のロープを求めてさまようなか、内戦の悲劇と癒えることのないその深い傷跡を思い知らされることになる…。

2月10日より、新宿武蔵野館ほか、全国ロードショー
【キャスト】ベニチオ・デル・トロ、ティム・ロビンス、オルガ・キュリレンコ
【スタッフ】監督／フェルナンド・レオン・デ・アライア
【その他】2015／スペイン／１時間46分

公式HP

(c)2015, REPOSADO PRODUCCIONES S.L., MEDIAPRODUCCION S.L.U.

悪女

『殺人の告白』チョン・ビョンギル監督が放つ狂気全開のスタイリッシュ・アクション

　幼いころに父親を殺され、犯罪組織の殺し屋として育てられた女性スクヒ。成長した彼女は自分を育ててくれたマフィアと生まれて初めて恋に落ち、結婚するが、夫は間もなく無残に殺されてしまう。復讐の鬼と化したスクヒはたった１人で敵対組織のアジトに乗り込み、マフィアを殲滅。逮捕された彼女を待っていたのは極刑ではなく、国家が密に運営する暗殺者養成施設であった。