５歳で芸能界デビューを果たし、最近では女優として活躍中の寉岡瑞希ちゃん。主演３作目となる彼女の映画「傘」の公開が決定した。インタビュー中は絶えず笑顔で周囲を和ませ、「映画を観に来てくれるだけでうれしい」という“腰の低い”若手女優のプライベートにも迫ります!!
──寉岡さんの主演映画「傘」が今月公開ですね。本作はどういったストーリーなのでしょうか。
「幼なじみの男女２人が恋に落ちる、恋愛青春物語です。お互い好き合っているのに言えないっていう、甘酸っぱい話ですね」

──台本を読んだ時は、どう感じましたか。
「準備稿の段階で読ませていただいたんですけど、私が演じた福永真実の台詞を読んだら『あっ、私がいる！』と思いました。この映画のような経験はしていないんですけど、言動が私そっくりで」

──では演じる上で、監督からはどのようなアドバイスを。
「出演が決まる前に監督とお話させていただく機会があったんですけど、監督も私を見て『真実がいる』と思ったらしくて（笑）。なので、素の私で演じていいと言われました。

──主演は３作目ですが、プレッシャーは感じましたか？
「主演だと自分が軸になって動く部分は確かにありますけど、演じている時は特に考えていないんですよね。でも、大きなスクリーンに自分が映っているのを見るたび、ドキドキします」

──ベテラン俳優の方もキャスティングされていますが。
「ブラザートムさんはテレビで見たままの、とっても気さくな方でした。渡辺いっけいさんは、佐藤勇真さん演じる雨宮晴の20年後を演じていらっしゃるんですけど、尊敬のひと言です。佐藤さんの演技と自分が演じる雨宮晴を繋げるために、出番のない日に現場入りして。ワンシーンだけの出演なのに…すごいなと思いました」

──改めて、本作の見どころを。
「どんでん返しのある作品ではないので、キャラクターの表情や些細な気持ちの変化を見て、何かを感じていただきたいです。あと、私にとっては初めての恋愛作品なので、観に来ていただけるだけで本当にうれしい。戸惑うことも多かったけど、頑張りました！」

──寉岡さんにとって、演じることとは何でしょうか。
「５歳でこのお仕事を始めたので、演じることが自分なんです。学校に行くのと同じ感覚で続けてきました。楽しいから続けられている、とは思いますけど」

──私生活についても教えて下さい。 休日はどう過ごしていますか？
「寝ているか大学の課題をやるか、友だちと遊びに行くかです。趣味のお菓子作りもたまにしますよ。チーズケーキとかクッキーとか」

──お友だちとは、どんな場所へ？
「高校時代はカラオケボックスで過ごすことが多かったんですけど、大学に入ってからは、カフェとかでガールズトークをしています。話しているとエンドレスで、気づくと３時間ぐらい経っちゃうんですよね。もちろん、２杯目も頼みますよ（笑）」

──最後に、来年の目標をどうぞ。
「『傘』で今年初めて恋愛映画にトライしたように、来年も新境地を開拓していきたいです。それと大河ドラマに出るのが夢なんです。和装する役を演じてみたいんですよね。和服を着ると、気持ちが引き締まるじゃないですか。来年じゃなくてもいいので、いつか絶対に叶えたいです！」